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【展覧会レビュー】

天使¹の²舌³はパンの耳⁴/襤褸⁵の響き⁶を懐かしむ⁷

執筆:伊澤拓人、片田甥夕日(pH7)

2024.3.25 Mon.

美の世界を司るアーティスト、コレクター、キュレーター、ギャラリスト。瞬く間に価値が消費される現代。過去から未来へという時間軸を見据え、美術の文脈を紡いでゆくキュレーターの存在は、今後のアートシーンにおいて最も重要であり、彼らの感性と知性は、価値基準が散逸した今こそ、一際意味を持つといえるでしょう。思文閣銀座では、キュレーターの展覧会 “Ginza Curator’s Room” を始動します。
本企画では、毎回ゲストキュレーターを迎え、彼らの目を通して新たな魅力と価値が吹き込まれた“部屋”を展観します。

古くは狩野派が画塾をひらき、明治以来文化人が集う銀座。モードを発信し続けてきたこの地において、皆さまをお待ちしています。